思い出した中学生時代

先日に鎌倉、江の島へ行ってきてふと、学生時代について思い出しました。
私は中学生のとき吹奏楽部に入っていたのですが、もう中学生時代の印象に残る記憶と言えばほとんどが部活動で埋め尽くされているほどです。
それだけ熱意をもって打ち込んでたんだなぁと感慨深く思います。

私が入った時にはそんなに人数が多くもなかったのですが、実績はそこそこある吹奏楽部でした。夏のコンクールで昔は当たり前のように金賞を受賞していたそうです。
ところが私が入った当時は、人数が減ったせいや、ずっと見てくれていた先生が辞めてしまったりで数年賞を取れなくなっていました。

その当時の三年生だった先輩は顧問の先生がそろそろ退職ということで、先生に金賞をあげたい。自分たちも最後の夏だからと言っていましたが、入ったばかりの私は特にそうなのかぁとぼんやりとした感想しか持ちませんでした。
何故なら、私の選んだ楽器はクラリネットという木管楽器で、少ないながらも人数が多く、一年生はほぼほぼコンクールには出られなかったからです。

しかしなんの偶然か、その年の課題曲がバスクラリネットという大型の低音楽器を必要とするもので、クラリネットからその奏者を出さなければならず、3rdに空きができたんですね。
よく分からないうちにコンクールメンバーに選ばれた私でしたがそこからはもう大変でした。
毎日の朝練やテスト期間中の家での練習。夏になると合宿までありましたね。何って基礎体力作りの筋トレや走り込みがきつかった!!

そんな感じでいつの間にか真剣に取り組んで先輩たちとも打ち解けて臨んだコンクールでしたが、結果は銀賞でした。
それも、あと、あと僅かな点で金になるぎりぎりの銀賞でした。
私は些細ではありましたがミスをしたためにもしかしたらと思うと搬入口で涙が止まらずわんわん泣いてしまいました。
今思うと恥ずかしい話ですが、そんな私を見て先輩がありがとうと笑った顔は今でも忘れられません。

ちょっと青春っぽい思い出がある私は幸せ者なのかもしれませんね。

久しぶりにクラリネットが吹きたくなりました。
きっと肺活量が足りなくて吹けないでしょうけれど。